システム担当者は誰にする?向いている人は、優先行動モデルと交流分析でわかる。

雑記

こんにちは、SEタケです。

システムの担当者を誰にするかは迷いますよね。

単にITに明るい人がいいというわけでもありませんし、

ITへの理解度を優先するのか、調整が上手な人に任せるのか、社内の戦略や業務に精通した人がいいのか・・

 

日本のデジタル庁のトップも二転三転しているようです。

前任者はデジタルに疎い人だったそうですが、トップに充てる判断をしたということは、それ以外の点で適性があると判断されたのかもしれません。

ただ、結果は芳しくありませんでした。

 

日本のIT後進性の原因の一つには、エンジニアのほとんどをシステム開発ベンダーが抱えていて、企業内にエンジニアがいない、というのもあるようです。

IT化はビジネスと密接にかかわっていますので、ベンダー任せではスムーズにいきません。なるべく社内のメンバーで進められるようなら、そのほうがいいに決まっていますね。

 

かといって、エンジニアを雇うほど余裕がある企業も少ないと思います。

余裕がないから、ベンダー集中型の状況になっているわけですし・・

システム開発には専門の技術が必要で、今まではベンダーに頼らざるを得なかったわけです。

 

でも、状況は変わりつつあります。

最近は、ローコード開発ツールやノーコード開発ツールというような、比較的簡単にシステムが構築できるサービスが増えてきています。kintoneもその一つです。

これらのサービスは、クラウドコンピューティングと連携することで、AIなど様々な機能を追加することもできます。

今までのように、エンジニアだけがシステム開発を進められる、という状況ではなくなってきています。

 

IT化が遅れている企業こそ、これらを導入して飛躍することができるかもしれません。

逆に多くのIT資産がある企業は、既存の資産との連携が必要であったりして、新しいサービスの導入が難しい場合もありますし。

 

ということで、今年こそ社内にIT化を進める体制を作りたい、でも誰に任せればうまくIT化を進めることができるか、そういう判断に役立ちそうなyoutube動画を見つけましたので、紹介します。

 

【ビジネスリーダーのための人材活用術】「優先行動モデル」で人材の付加価値創造力をアップする方法/山極毅の人事戦略チャンネル – YouTube

 

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優先行動モデルとは

優先行動モデルというのは、個人がつい行ってしまう行動と、業務に必要な行動を一致させる、という考え方のようです。

 

例えば、自分の思ったことをつい言ってしまう人と、人の話を聞いているうちに言うタイミングを逃してしまう人、いますよね。私は後者のほうですが。。

あるいは、思いついたことをやってみないと気が済まない人と、慎重に考えてからでないと行動に移せない人、とか。

 

一時的に逆の行動を心がけることはできますが、ずっと続けるのは難しいし、エネルギーを浪費します。

役割に求められる行動が、その人の自然な行動パターンとかけ離れていると、パフォーマンスを発揮するのは難しくなります。

 

ですので、役割に求められる行動に、普段の言動や行動パターンが近い人を選びましょう(あるいは、複数人でフォローしあえる体制にしましょう)、ということなのですが・・

 

それは何となく理解はできるのですが、では、その人が得意なこととは、何なんでしょうか?

何をもって、得意なことに近い仕事というのを見つけることができるんでしょうか?

 

そういうことを数値やグラフで判断できるようになる方法が、この動画で紹介されています。

 

優先行動の把握

優先行動モデルでの分析では、下記のそれぞれについて、質問によって数値化を行います。

  • 個人の思考と行動
  • 役割に求められる行動

よくある性格分析のようなものですね。

 

優先行動モデルの考え方では、下記の3つの指標でそれぞれどちらに偏っているかを測るようです。

  • 安定型⇔躍動型
  • 信念型⇔共感型
  • 分析型⇔感覚型

 

質問によって数値化を行った後、グラフや計算によって、個人の特性と役割に求められる行動との差異を分析し、差異が少ない人に適性があると判断します。

 

先ほど紹介した動画では、これらの指標に、交流分析理論のエゴグラムを当てはめて説明しています。

このあたりは、MBTIやエニアグラムなど他の手法でも説明はできるかもしれませんが、理論や質問の信頼性の点で、エゴグラムを選ばれているのだと私は解釈しました。

 

分析を行う際の具体的な質問などについては、動画の下にURLが載っていますので、登録して見られてはと思います。

 

IT化の担当者に必要な特性は?

では、IT化をどんな人に任せればいいのか?ということですが・・

これは、IT化で何をやりたいののか、ビジネスの特性によっても変わってきます。

 

新しいアイデアをどんどん盛り込んで革新的にゴリゴリ進めていきたいのか、既存のビジネスや業務に支障が出ないように調整しながら慎重に進めたいのか、

感性を大事にしてサービスなどの世界観を実現したいのか、数値等で分析しながら着実に改善していきたいのか、

目的によっていろいろあるかと思いますので、

実際に、優先行動モデルの質問に答えて、分析してみるのがいいのではないでしょうか。

 

まとめ

というわけで、気になったyoutube動画の紹介でした。

この方のチャンネルは、中小企業の採用や人事に関して役立つ動画を配信されていますので、気になった方は他の動画も見て見られてはと思います。

【ビジネスリーダーのための人材活用術】「優先行動モデル」で人材の付加価値創造力をアップする方法/山極毅の人事戦略チャンネル – YouTube

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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